先週の記事では2018年の横浜DeNAベイスターズの開幕ローテーション投手を予想しましたが、その6人以外にも期待の投手がたくさんいるDeNA。
今回は、開幕ローテーション予想からは外したものの、一軍に上がってくるであろう先発投手たちを含めた13人の投手をご紹介したいと思います。
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2017年シーズンにDeNAで先発登板を果たしたのは下の表に名前がある14人でした。毎年同じ人数になるとは限りませんが、だいたいの目安にはなるかと思いますので、今季先発登板の可能性が考えられる投手を挙げたいと思います。
2017年の先発登板数と投球回数
上の表が2017年レギュラーシーズンの先発投手と先発登板数、投球回数(リリーフ登板含む)を一覧にしたものです。
登板数、投球回数ともにトップなのは井納翔一でした。24試合152.2回という数字は、年間のチーム投球回数が1286回だったことを考えると、ローテーションをしっかり守り、平均6回以上投げたことに対する貢献度はやはり大きかったと言えるかと思います。
次いで多かったのが、今季のエース候補・今永昇太です。井納と同じ24試合に登板し、148回を投げて規定投球回に到達。初となる二桁勝利も達成し、チームの大きな柱へと成長を遂げました。今季はエースとして、2017年の成績を上回ってもらいたいですね。
表を見ればわかるのですが、実は昨季DeNAで規定投球回(143回)に到達したのはこの二人のみです。濵口遥大、ウィーランド、石田健大ら好投手も100回はクリアしたものの、故障離脱などの影響もあり、規定投球回には達しませんでした。
以上のことを踏まえて、今季の先発投手について考えていきたいと思います。
2018年の先発登板が期待される投手たちは?
簡単にですが、今季の先発投手、先発登板数、投球回数の予想をまとめてみました。プロ野球のデータが好きな人なら一瞬で見抜くと思うのですが、これは完全な妄想です(笑)この予想通りに行ったらぶっちぎりで優勝できるくらいの数字かと思います。ですが、今季を迎えるに当たって、若い投手たちの成長に期待したいという希望を込めて、載せてしまいます!
今永、井納に関しては、左右の柱と考えていますので、キャリアハイを目指してもらいたいということでこの24先発165回としました。昨季悔しい想いをした石田には150回、濵口は規定投球回到達。ウィーランドは長い回は投げなくても6回を確実に作る(あわよくば自分でも打つ)ということを期待しています。
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個々の数字自体はそこまで無謀な期待ではないかと思うのですが、全員がこの通りに投げられるとは、正直ちょっと考えづらいですよね…でも、ここは期待を込めて!
ローテ6枠目以降の投手たちはハイレベルな競争を!
上記5人に関してはある程度実績もあり、活躍してもらわないと困るくらいのレベルの選手たちですが、ここからはまだ実績も少なく、未知の部分が多い選手たちについてお話したいと思います。
まずは先発ローテーション6枠目を争うと思われる東克樹と飯塚悟史の二人。今季のドラフト1位ルーキー・東にかかる期待は当然ながら大きなものがあります。しかし、いくらドラ1とは言え1年目の選手。実力があったとしても長いシーズンの疲労や、故障、慣れなど様々なプロの壁が立ちはだかります。
しかし、そんなルーキーの起用が上手なのがラミレス監督でもあります。昨季は濵口を開幕ローテーションに抜擢し、見事10勝を挙げさせることに成功しました。クライマックスシリーズ、日本シリーズでも素晴らしい好投を見せるなど、チームにとってなくてはならない存在へと成長した濱口ですが、実は夏場に1ヵ月ほどファームに行っていた時期がありました。
報道では「左肩の機能不全」と言われていましたが、疲労がピークに達する時期に無理をさせず、リフレッシュさせてから夏場以降に頑張ってもらいたいという意図もあったのではないかとも思われます。
だとすれば今年の東も、オープン戦などで実力を見せることができれば、開幕ローテーションでしばらく登板し、夏場にリフレッシュで休ませる、なんてこともあるかもしれません。
そこでチームの力になって欲しいのが4年目を迎える飯塚です。昨季はプロ入り初登板に初勝利も挙げて勢いに乗る大型右腕ですが、今季は一軍での結果が欲しいところです。
かと言って高田繁GMとラミレス監督が無理な起用法をするとも思えないので、東と合わせてローテーション投手一人分の登板数、投球回数になるのではないかと予想しています。こうして休みながら起用することで疲労も蓄積させず、じっくり実力も伸ばせるのではないかと。
ローテーション投手が故障したときにはこの投手!
理想はこの7人の投手たちがしっかりローテーションを守り切ることですが、そうはいかないのが野球です。おそらく様々な要因で他の投手たちにも先発のチャンスは巡ってきます。ここで名前が挙がるのが昨季DeNAに加入し、プロ初勝利を挙げた平良です。
平良はファームでは17試合に登板し92回を投げるなど、先発投手として力をつけていますが、一軍ではなかなか試合を作れずにいました。しかしプロ入り5年目を迎える今季は、一軍で通用する力があることを見せたいところ。
平良と並んで、もしくはそれ以上に期待したいのが新加入のバリオスです。ソフトバンク時代には17試合連続ホールドのプロ野球記録を達成するなど、中継投手として活躍しましたが、BCリーグの富山サンダーバーズに所属した昨季からは先発投手として活躍し、ラミレス監督も先発投手として考えている存在です。
三嶋一輝、熊原健人らは一軍での登板経験もあり、期待の若手投手ですが、今一つ伸び悩んでいる印象です。三嶋は昨季のクライマックスシリーズ最終戦で法政大の後輩でもある石田をリリーフし、チームを勝利に導くなどここ一番の投球は目を見張るものがあります。
熊原も豪快なフォームから繰り出すMAX154キロの剛速球が持ち味の投手ですが、昨季は4登板に終わっています。背番号を1から22に変えて臨む今季は心機一転、活躍を見せて欲しいですね。
将来のために経験を積んで欲しい期待の若手投手たち
ここで名前を挙げたいのが、2年目の昨季終盤に初登板初勝利を果たした綾部翔と、1年目ながら昨季ファームでチーム最多となる99.1回を投げた京山将弥です。
綾部は昨季の飯塚のように、シーズン途中で昇格、先発で何試合か登板という形が理想的かと思います。そのまま定着できれば言うことあありませんが、今はローテーション投手の層も厚いですから。
続く京山は一軍未経験の2年目右腕ですが、非常に期待が持てる好素材です。今季はファームでしっかりローテーションを守り、シーズン終盤に昇格してくれたら嬉しいですね。ここで初勝利を挙げられたりしたら最高です。
この若手二人と並んで期待したいのが、今季の高卒新人の二人、阪口皓亮と櫻井周斗です。まだ育成方針も起用法もハッキリしていませんが、長身からMAX148キロを投げ込む阪口のポテンシャルはDeNAの若手でもトップクラスではないでしょうか。まだまだ線が細いですが、ファームでじっくり力をつけてもらいたい存在です。昨季の京山のようにファームで登板を重ねて欲しいですね。
もう一人の新人・櫻井周斗は、日大三時代に早稲田実業の清宮幸太郎を5打席連続三振に仕留めたことで全国に名が知れ渡った左腕です。MAX149キロの速球に、切れ味鋭いスライダーが持ち味の投手ですので、持っている力をしっかり伸ばしてもらいたいですね。
まとめ
今季、先発登板が期待される13人について解説してみました。ここから新戦力の加入や、中継投手の先発転向など、ここに名が挙がっていない投手の台頭などもあるかもしれませんが、それはそれで嬉しいことですから、楽しみにしています。
いよいよキャンプインまであとわずか。球春もすぐそこですね。
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