8月30日、横浜DeNAベイスターズは中日ドラゴンズ21回戦@ナゴヤドームを戦い、6-3で勝利しました。DeNAの先発・飯塚悟史がプロ入り初勝利、4番・ロペスが2安打4打点の活躍で飯塚を強力援護しました。
甲子園の星からハマの星へ!日本文理出身・飯塚悟史がプロ初勝利!!
DeNAの先発は日本文理(新潟)からプロ入りして3年目の右腕・飯塚悟史でした。飯塚は初回を三者凡退という好スタート切ると、2回も簡単に2死を取ります。藤井淳志に安打を打たれたものの、次打者の打席で盗塁を試みた藤井を、捕手・嶺井博希が刺し、無失点で切り抜けます。
すると3回、DeNA打線は2死一、二塁のチャンスを作ると、4番に座るロペスが右中間への適時二塁打を放って2点を先制。貴重な先制点を飯塚にプレゼントします。さらに首位打者を走る宮﨑敏郎が適時二塁打でリードを3点とします。
3点をもらった飯塚は140キロ前後のストレート、カットボール、カーブ、フォークを丁寧に投げ込み、中日のスコアボードに0を並べ続けます。すると5回には4番・ロペスが27号2ランを放ってリードを5点に広げます。
5回まで中日打線をわずか2安打に抑え込んだ飯塚は、6回1死から新人ながら遊撃手のポジションを獲得した京田陽太に本塁打を浴び1点を返されます。2死をとったあと、四球を出したところで降板となりました。飯塚のあとを受けた平田真吾はホームラン王・ゲレーロを中飛に打ち取りピンチを切り抜けました。
飯塚は5.2回83球を投げ1失点、被安打3、与四球3、奪三振2という内容で防御率3.66とし、勝利投手の権利を持って降板ということになりました。ここからDeNAは継投策に入ります。平田からエスコバー、砂田毅樹、パットンと繋ぎ、試合は最終回へ。
9回表には嶺井が今季初の3安打猛打賞となる適時打を放ち、リードを3点に広げます。最後は守護神・山崎康晃が打者3人から2奪三振と完璧なリリーフで試合を締め、飯塚が見事、初勝利を手にしました。
高校野球ファンにとっては記憶に新しいかと思いますが、飯塚は新潟県の強豪・日本文理で活躍した投手でした。中学3年時のKボール全国大会で準優勝を経験して日本文理に進むと、1年秋からエースに。2年夏の甲子園を経験すると、秋には明治神宮野球大会にも出場し決勝進出。沖縄尚学に敗れたものの、3本塁打を放つなど打者としても活躍します(この打撃を見た僕は打者としてDeNAに来てくれたら…なんて思っていました笑)。
3年春の甲子園では初戦敗退も、3年夏の甲子園ではベスト4に進出するなど、高校野球界を沸かせた飯塚。投打両方で評価が高い選手でしたが、その年の秋に投手としてDeNAがドラフト7位指名。僕の想いとは違った形でしたが、注目していた選手が入団してくれて嬉しかったものです。
飯塚は188㎝という長身にもかかわらず、高校時代から力に頼らない投球が持ち味の投手でした。小さいテイクバックから135~140キロのストレートをコーナーに決め、フォークで三振に取るというスタイルは当時から変わりませんでした。
プロ入りしてからは球速も常時140キロ台前半、力を入れた場面では145キロを計測するなど、着実に進歩を見せています。1年目、2年目とファームで経験を積み、3年目の今季一軍デビュー。好投手との対戦が多く、なかなか勝てない日々が続きましたが、我慢強く投げ続けた結果、今日、6試合目にしてようやく初勝利を手にすることができました!
今日の勝利でDeNAは60勝に到達!貯金7とし、首位広島とは10ゲーム差、2位阪神とは3.5ゲーム差としています。4番のロペスも4打点で打点王争いトップに立つなど、打線も好調です。
明日の先発は2年目左腕・今永昇太が発表されています。8月最後の試合となりますが、この試合をしっかりとり、中日戦を勝ち越して勝負の巨人戦に挑みたいところですね!
飯塚投手、おめでとうございます!
また明日から気持ちを切り替えて上位進出を目指しましょう!
Tomorrow is another day!!
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