9月5日、横浜DeNAベイスターズは対東京ヤクルトスワローズ22回戦を行い、4-0で勝利しました。先発のウィーランドが投打に活躍、終盤には筒香嘉智が23号場外弾で突き放し、連勝を決めました。
ウィーランドが6回無失点&決勝打!筒香嘉智が23号場外弾!!
DeNAの先発は今季チームの投手陣を支える活躍を見せてきたウィーランド。ここ2試合は5回6失点、5回5失点と打ち込まれる試合が続きましたが、それでも高いQS(クオリティスタート:6回自責点3位内)率を誇っています。
ウィーランドは初回を三者凡退で好スタートを切ると、2回~4回まで安打を許しながらも無得点。
すると4回裏の攻撃で2死一、二塁のチャンスを迎えると打席にはウィーランド。投手ながら2本塁打を放つなど、打撃でも素晴らしい活躍を見せてきたウィーランドがここでも結果を出し、左翼への適時打で自らのバットで先制点をたたき出しました。
ウィーランドは5回、6回と先頭打者の出塁を許しピンチを迎えますが、ヤクルト打線にあと一本を許さずここまで無失点。球数が115球に達してこの回で降板となりました。
ウィーランドのあとを受けたエスコバー、パットンがそれぞれ1回無失点と素晴らしい投球を見せ、外国人投手3人による無失点リレーを披露します。
すると8回、これまで沈黙していたDeNA打線が目を覚まします。1死から3番・筒香嘉智がセンターバックスクリーン横の看板を飛び越える23号場外弾で2点差とすると、満塁のチャンスから代打・G.後藤武敏が右前に弾き返しこの回一挙3得点。
4点差のためセーブ機会ではありませんでしたが、9回は守護神・山崎康晃が三者凡退に締める圧巻の投球を見せ、DeNAが2試合連続の完封勝ちを収めました。
この日の好投で7勝目を挙げたウィーランドは6回115球を投げて無失点。被安打4、与四球2、奪三振8という素晴らしい投球で防御率2.94としました。ウィーランドはここまで17試合に登板し、13回のQSを達成し、QS率は脅威の82.4%となっています。
前回、前々回登板で打ち込まれるまでは14試合で13回のQS達成という圧倒的な数字を残していましたが、今の数字も立派です。というか、十分圧倒的です。笑
また、この試合ではエスコバー、パットンも僅差の場面で持ち味を発揮した投球を見せてくれました。ベネズエラ出身左腕のエスコバーは、日本にはなかなかいないタイプの剛球左腕です。
決してきれいとは言えない投球フォームですが、そこから繰り出す150キロ越えの剛速球が武器となっています。コントロールも安定していないだめ、投球内容もヒヤヒヤすることが多いのですが、直球ならある程度ストライクがとれ、時折混ぜる変化球がアクセントとなっています。いざとなればひたすら力で抑え込む投球をすることができます。
正直安定感はあまりありませんが、こういうタイプこそ長らくDeNAにいなかったタイプで、今の投手陣に必要な投手だったように思います。超ノーコンではなく、ある程度ストライクが取れる荒れ球というところがポイントですね。
外国人投手たちの活躍により連勝を決めたDeNA。今日の試合の予告先発は3年目右腕の飯塚悟史が発表されています。
初勝利を挙げた前回の勢いに乗って、自身2勝目を挙げたいところです。
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