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プロ注目・増田擁する横浜は秀岳館に惜敗…増田は最後まで笑顔【高校野球】

8月11日、プロ野球も優勝争いが熱い時期ですが、この日は全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)で優勝候補が目白押しの一日でした。中でも第2試合は神奈川県代表・横浜高校対熊本県代表・秀岳館という、決勝戦でもおかしくないようなカードが実現しました。
 

プロ注目の対決!横浜・増田珠vs秀岳館・川端健斗!!

 
この日はまるで準々決勝4試合が行われているかのような一日でした。
 
第1試合 愛知・中京大中京vs広島・広陵
 
第2試合 神奈川・横浜vs熊本・秀岳館
 
第3試合 沖縄・興南vs和歌山・智辯和歌山
 
第4試合 大阪・大阪桐蔭vs鳥取・米子松蔭
 
というカードで、出場8校のうち広陵、秀岳館、米子松蔭以外の6校に優勝経験があり、広陵も準優勝、秀岳館は4強経験があり、決勝戦だと言われても納得してしまうようなカードばかりでした。
 

 

 
個人的に最も注目していたのが第2試合の横浜vs秀岳館の一戦です。
 
 
横浜が神奈川県の代表だからということももちろんありますが、やはり注目の4番・増田珠外野手がいるということ。
 
 
増田選手はU15侍ジャパンでも4番を打ち、地元長崎を離れて名門・横浜高校に入学。早々に頭角を現し、春季大会からベンチ入り。夏の県大会では全試合で中堅スタメン、スーパー1年生として話題になりました。
 
 
2年では中軸を任され、夏の県大会で3発を放つ活躍。1学年上の藤平尚真(楽天)、石川達也(法政大)、公家響(明治大)らとともに夏の甲子園出場を果たします。
 
 
最上級生になってからは強打の外野手としてチームを引っ張り、今年の高校生外野手ではナンバー1と呼ばれるまでに成長しました。
 
 
対戦相手の秀岳館は、NHKの甲子園解説でおなじみだった鍛治舎巧監督が就任してから急激に力を伸ばし、ここまで3季連続で甲子園4強に進出している学校です。DeNAの国吉佑樹の出身校としても(DeNAファンの間では)知られています(おそらく…笑)。そして今年は川端健斗、田浦文丸という左腕の2枚看板がいて優勝候補にも挙げられています。
 
 
特に川端投手は力みのないフォームから、スピンの効いた伸びのある常時140キロ台の直球を軽々と投げ込み、勝負所では150キロに迫る直球で空振りを奪います。切れ味鋭いスライダーにチェンジアップのコンビネーションも素晴らしく、高校生ではなかなか打てないレベルの投手です。
 
 
春のセンバツで初めて観たときには衝撃を受け「これは今年ナンバー1なのでは…?」と注目してきた投手でした。
 

 

 
迎えた試合は序盤、秀岳館ペースでスタートします。
 
 
いきなりの三塁打と犠飛で、わずか3球で秀岳館が先制に成功すると、その後も適時打2本でいきなり3点リード。3回にも1点を追加して、秀岳館が試合のペースをつかみます。
 
 
注目の増田は2回の第1打席で死球を受け出塁するも、次打者の万波中正の打席で盗塁を狙むも三振ゲッツーで無得点。
 
 
4点差で迎えた5回、先頭の増田が川端の外角直球をとらえ、中前打。これがチーム2本目の安打となります。万波の四球で無死一、二塁とし、さらに6番主将の福永奨の打席で増田が三盗を決め無死一、三塁とチャンスを広げます。ここで福永が右翼への犠飛で横浜が1点を返します。チャンスがあれば積極的に次の塁を狙う増田の好走塁と主将の犠飛、3年生コンビが活躍を見せます。
 
 
リードを5点とされた7回には一死一塁で増田の第3打席を迎えますが、秀岳館の2番手・田浦の前に右飛に倒れます。しかし続く万波が安打でつなぐと、さきほど犠飛を福永が左中間への豪快な一発を放ち、3点を返します。
 
 
追い上げたい横浜でしたが、その後は田浦の前に得点が奪えませ。9回二死でこの日の第4打席を迎えた増田は、チェンジアップをすくい上げたものの、打球は左翼手のグラブに収まり試合終了。優勝候補同士の戦いは秀岳館に軍配が上がりました。
 
 
勝った秀岳館はやはり投手力が素晴らしかったです。特に先発の川端は6回を投げ1失点、許した安打はわずか2本、与四球2とほぼ完璧な投球を見せました。横浜相手にこのような投球ができるのは素晴らしいとしか言いようがありません。ここからの投球が楽しみです。
 
 
破れた横浜ですが、個人的にはやはり増田は素晴らしい選手だと感じました。能力が高いのはこれまでの活躍でわかっていましたが、チームが打ちあぐねていた川端からお手本のような中前打を放ち、左腕投手が見づらい二塁走者のときに盗塁を決める野球IQの高さ。
 
 
そして何より苦しい場面でも笑顔を絶やさず、元気に打席で吠え、チームを引っ張る姿勢が良かった。試合後に本人がTwitterを更新していましたが、「声と笑顔でチームを引っ張る」というのは先輩の藤平投手との約束だったようですね。しっかり約束を果たしましたね。
 
 
そして増田選手の良いところは試合中のメンタル面にもあります。春季県大会では敬遠される場面もあったのですが、増田はそれに対して「敬遠される選手になったことを喜びたい」という前向きなメッセージを残しています。
 
 
普通の高校生なら勝負してもらえないということに対して動揺してしまったり、怒りの感情が沸いてきてしまうものですが、それすらも前向きにとらえることができるのが増田選手の良いところの一つです。
 
 
「横浜スタジアムはやりやすい」という発言もありましたし、卒業後はぜひ横浜高校の先輩も、多い我らが横浜DeNAベイスターズに入団してもらいたい選手です。笑
 
 
増田選手なら横浜高校出身の先輩でもある筒香嘉智のあとの4番候補になれる選手です!数年横須賀で頑張れば、あとは得意の横浜スタジアムでホームランを量産できるようになれます!ぜひ!笑
 
 
そして、甲子園もまだまだここからが面白いところですから、川端投手のここからの投球にも注目していきたいと思います!
 
 

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