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今永昇太がノーヒットノーランを達成、圧巻だった9回の2連続見逃し三振|DeNA

横浜DeNAベイスターズ・今永昇太

6月7日、横浜DeNAベイスターズの今永昇太が札幌ドームで行われた北海道日本ハムファイターズ戦でノーヒットノーラン(無安打無得点試合)を達成した。プロ野球史上85人目、通算96度目で、球団としては大洋ホエールズ時代の1970年に鬼頭洋さんが達成して以来、52年ぶり4人目の快挙となった。
 
許した走者は2回二死から清宮幸太郎に与えた四球のみ。9回117球を投げて打者28人に対して被安打0、奪三振9、与四球1、無失点の準完全試合での達成。
 
圧巻だったのは9回。「小細工はするなよ」とBIGBOSS(新庄剛志監督)に送り出された代打・淺間大基にはフルカウントとされるも、最後は外角いっぱいに149キロのストレートを決めて見逃し三振。
 
続く今川優馬に対してもフルカウントとなるも、やはり最後は外角への148キロのストレートで見逃し三振。なかなかストレートを空振りしてくれない両者に対して、手が出ないほど完璧なコースにストレートを投げ込んだ。最後は野村佑希を右飛に打ち取り大記録を達成した。
 
この日の最速は151キロ。100球を越えて、9回の最もプレッシャーのかかる場面でその最速に近い球速のストレートを、最高のコースに決めた集中力は見事だった。
 
これで今シーズンは5試合で3勝0敗、防御率1.25、36回を投げて38奪三振、2完投、2完封を記録。故障が多く、プロ入り6年で規定投球回に到達したのは2017年、2019年の2回だけで、今シーズンも故障で出遅れた。それでもここまでは圧巻の投球を見せている。ついに本格化の年を迎えたのかもしれない。