前回の記事(2018年シーズンDeNA開幕スタメン予想! - Crazy for BAYSTARS)では開幕オーダーを予想し、守備位置についてそれぞれ本命、対抗、大穴と候補選手を紹介しました。
今回はその守備位置を踏まえて、打線について考察していと思います。主砲・筒香嘉智は3番なのか、4番なのか?その辺りも含めてお話できればと思います。
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【開幕スタメン予想】
最初に、前回の記事で紹介した開幕スタメン予想を再度掲載しておきます。
1番 中堅 桑原将志
2番 二塁 柴田竜拓
3番 一塁 ロペス
4番 左翼 筒香嘉智
5番 三塁 宮﨑敏郎
6番 捕手 嶺井博希
7番 右翼 梶谷隆幸
8番 投手 今永昇太
9番 遊撃 大和
これだけ見ると昨年のオーダーとはあまり変わらないですが、それはチームの戦力が以前と比べて充実してきたということでもあるのかなと感じます。それでは、上位打線、下位打線など、項目別に考察していきます。
【上位打線】
1番には昨季開花したハマのガッツマン
まず、チームの中で一番打席が回ってくる打順である1番打者。ここには昨年同様、桑原将志が入ってくるのではないかと考えています。桑原は昨年、全143試合に出場し、打率.269(598打数161安打)、13本塁打、52打点、10盗塁という成績でした。
打率こそ少し物足りないものの、桑原はスタメンに定着して2年目の選手であり、2016年に好成績を残したことで他球団のマークも厳しくなった1年でした。加えてずっと1番打者で出場を続けることによる疲労もあり、夏場以降はスランプも経験しました。しかし、シーズンを通して664打席も立つことができたのは大きな経験です。規定打席が443打席ですから、それよりも200以上も大きな数字です。その中で出塁すれば走塁の機会も増え、負担も増してきます。
しかし、最後の最後まで踏ん張った桑原への期待は高くなります。10個だった盗塁数も30個を目指すと語っていましたので、今季は打率、走塁面での改善があれば、全席の仁志敏久のような、一発もある先頭打者として打線をけん引してくれることでしょう。
2番は期待の若手・柴田竜拓
サクッと済ませる予定だった1番打者だけでこんなに長くなってしまいましたが、せっかくなのでここからもしっかり考察したいと思います。続いて2番打者です。
今年のDeNAが目指す野球がどのようになってくるのか、現段階でハッキリとしてことは言えませんが、おそらくここは柴田か大和が入ってくるのではないかと考えています。
今のDeNAで犠打やエンドランが上手な打者と言えば、石川雄洋か田中浩康になってくると思いますが、この二人が二塁で年間通してスタメンを張るイメージはちょっとわかない状態です。すると、ここには二遊間を争う二人が入ってくることになるかと。大和なら2割台後半の打率に、犠打もある程度こなしてくれるのではないかと思いますが、ここは今後の伸びしろに期待して柴田と予想しました。
個人的な希望としては2番・梶谷という強力打線にロマンを感じているので、できれば今年完成形を観たい気持ちがあるのですが、梶谷の体調や負担を考えると、6番、7番辺りに置いて自由にやらせるのが良いのかもしれません。
クリンナップ
3番、4番はDeNAが誇る左右の大砲
3番と4番はとても悩ましいのですが、ここは3番・ロペス、4番・筒香としました。ラミレス監督が「3番・筒香、4番・ロペス」と話したという報道もありましたが、これを真に受けていいものかどうか。ラミレス監督は策略家ですから、メディアを利用するということも十分に考えられます。
僕としては筒香にはあまり走塁面での負担を与えたくないので、3番にロペスとしました。ロペスの走塁の負担というのもありますが、昨年意外と大丈夫だったことからいけるだろうと。
5番はハマのプーさんが2年連続の首位打者へ
5番には昨季首位打者に輝いた宮崎。この人が覚醒してくれたことによってクリンナップの厚みが増しました。これまでは5番、6番が弱くて筒香が勝負を避けられる場面が多かったですから。今季は開幕から宮崎がどっしり5番に座ることで、ロペス、筒香も本来の打撃ができるのではないでしょうか。この3人がしっかり機能したクリンナップは球界トップクラスの破壊力と言っても過言ではないでしょう。
ただ一つ心配な点を挙げるとすれば、首位打者のタイトルに輝いた宮崎
が研究され、攻めが厳しくなることに対応できるかどうかです。厳しい内角攻めに形を崩されて、ボール球を振らず、三振も少ないという宮崎の長所が消されてしまわなければ大丈夫かとは思いますが。
【下位打線】
6番には強打の捕手・嶺井にぃに(笑)
位打線と下位打線のつなぎ目となるこの打順には、打撃の良い捕手・嶺井。ルーキーイヤーから勝負強い打撃を見せており、一発もある嶺井が1年間このポジションで出場することができれば、打率.260、15本塁打、60打点もいけるのではないかと踏んでいます。
蒼い韋駄天は7番で自由に!
ここには梶谷を入れました。上記したように、本来は2番で超攻撃的な打線を観てみたいのですが、体調や負担を考慮しこの打順に。DeNAの中でも数少ない走れる選手なだけに、この打順でもガンガン走ってもらえたらなと思います。
梶谷が30盗塁くらいできれば、下位打線でも相手投手は気を抜くことはできなくなります。梶谷が出塁→盗塁→投手が送りバントという流れが作れれば、上位打線への繋がりも良くなるでしょう。
もしシーズン中に2年目の細川成也が昇格することがあれば、7番・右翼で出場させることによってマークも厳しくない中で自由に打たせることもできます。
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8番・投手は今年も継続!
ここには昨季に続いて投手が入るかと思われます。ラミレス監督が明言しているということもありますが、何より昨季これで結果を残していますから。ここで送りバントをして9番以降につなげる作戦が取れれば得点力アップも期待できます。
投手ながら打撃でも3本塁打の大活躍を見せたウィーランドは今季も先発ローテに入ってくることが期待されますから、そのときには1番から9番まで切れ目のない打線が完成します。
9番には遊撃手の二人を
ラストには今季から新加入した大和を入れました。昨季から両打に転向するやいきなり打率.280を残すというセンスの持ち主ですから、この打順に置くのは正直もったいないくらいです。
シーズン通してその打撃ができるなら2番筆頭候補になるのですが、ここ3年間は300打席に満たない出場だったことも考慮し、9番で100%の力を発揮してもらうのもアリかと考えています。
状況に応じて倉本や柴田との入れ替えをし、3人が常に100%の状態で活躍できれば新しいタイプの二遊間の運用法も確立できるあもしれません。
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【まとめ】
正直、これまで長い間、スタメンを予想するのにここまで迷うということはあまりありませんでした。なぜなら、層が薄かったから。しかし、近年のドラフトの成功、育成力の強化、選手の成長によってこれだけ迷うくらいに選手層が厚くなってきたのです。
守備位置の考察をしたときも二遊間の争い、捕手の三つ巴(嶺井、戸柱恭孝、髙城俊人)の争い、外野の激戦区である右翼についてなど、様々なパターンが考えられました。
この予想はあくまで開幕スタメンですので、シーズン中の入れ替わり等も当然あるでしょう。ラミレス監督のことですから、もしかしたら昨季の8番・投手よりもさらに大きなサプライズを用意しているかもしれません。
そういったところも「どうなんだろう」「こうかな」と、楽しみながら開幕を待ちたいと思います。
2018年シーズンDeNA開幕スタメン予想! - Crazy for BAYSTARS
開幕スタメンの守備位置について書いた記事はこちら!
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