6月23日、明治神宮球場で行われる横浜DeNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ10回戦の予告先発が発表されました。DeNAはローテ唯一の30代右腕・井納翔一、ヤクルトはエース級の好投を見せるブキャナンが先発。
勝利はもちろん、1回でも長くマウンドに!
DeNAの先発・井納翔一はここまで11試合に登板し、2勝4敗、防御率3.50という成績です。
なかなか勝ち星は思ったように伸びてきていませんが、74.2回はチームトップの投球回です。6回まで飛ばして、そこからは中継ぎ総動員で勝ち星を取りに行くというスタイルを取れば勝敗は逆転していたかもしれません。しかし、アレックス・ラミレス監督の起用法からもわかるように、井納の役割の一つに「チームのために長い回を投げる」ということがあると思われます。
若い投手が大半を占めるDeNA先発陣にあってこれは非常に大切な役割です。今永昇太や石田健大らも完投する能力は秘めていますが、まだ2年目、3年目の選手です。濵口遥大も非常に馬力のあるタイプで、交流戦では7回を投げ切るなどスタミナがあるところを見せましたが、まだプロで1年間戦った経験はありません。若さで疲労を振り切ることはできても、無茶な起用を続ければ将来に影響しかねません。しっかり体力がつくまでは大切に起用する必要があります。
対して井納は今年で31歳と、今が一番肉体的に充実している時期かと思われます。三浦大輔、山口俊らが抜けたローテーションで、1年間をしっかり戦うためには、井納が1年間しっかりと長い回を投げることが大事になってきます。井納がこの役割を果たせば、若手が先発のときに勝ち試合で中継ぎ投手を総動員することができます。
苦手の交流戦を9勝9敗で乗り切った今年、優勝を目指すためにも、ここからの井納の活躍に期待しています。
6月16日の予告先発記事です。
井納翔一の前回登板時の試合結果記事です!この試合では戸柱恭孝が劇的3ランを放って勝利しました!