6月6日、荘内銀行・日新製薬スタジアム(山形県)で行われる横浜DeNAベイスターズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの予告先発が発表されました。
DeNA・濵口遥大vs.楽天・辛島航
DeNAはドラフト1位ルーキーの濵口遥大が4勝目をかけて先発します。
3連敗中だった濵口は前回日本ハム戦に先発し、7回無失点の好投で3勝目を挙げました。この試合では4回まで毎回のように走者を許しながらも、要所で三振を奪ってピンチを脱しました。5回、6回、7回は三者凡退に抑えて後続にバトンを渡すなど、終盤でのスタミナも十分の投球。
濵口はここまで9試合で3勝3敗、防御率3.86とまずまずの投球を見せています。49回を投げて奪三振54と投球回以上の奪三振数を誇り、要所での三振奪取能力の高さを証明しています。一方、投球回の半分以上となる26四球と制球面で課題も残しています。暑さがまし、疲労が出やすくなるこれからの時期、いかに無駄な四球を減らし、省エネ投球につなげることができるかが1年間ローテーションを守る鍵になるのではないでしょうか。
とは言っても、濵口の持ち味は細かいコントロールに気を取られず豪快に腕を振る投球スタイルにありますから、今年はあまり細かいことは考えなくても良いのかもしれませんね。結果的にそれで新人王を逃すことになったとしても、今年くらいは自らのMAXを引き上げる投球をして欲しくもあります。
対戦相手の辛島航は今季5勝2敗、防御率3.83とローテを守って好投を続けていますが、千賀滉大を攻略した勢いで好調・楽天を撃破して欲しいところです。